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F2Poolのプールマイニング

F2Poolはビットコインにおけるマイニング(採掘)で大きなシェアを占めており、影響力のあるマイニングプールといわれてます。
マイナー(採掘者)の意見が重要視されるPOWのコンセンサスアルゴリズムを採用するビットコイン(BTC)ですが、そこで高いシェア率を有するF2Poolはマイニングプールをするなら決して無視出来ない存在となるでしょう。
マイニングプールとは
仮想通貨のマイニング(採掘)は大きく分けて、3種類の「やり方」があります。
ソロマイニング
1人で必要な機材を揃えてマイニング作業を行う。
プールマイニング
複数人で必要な機材を揃えてマイニング作業を行う。またはマイニングマシンなどの計算資源を提供する事で報酬を得る事。
クラウドマイニング
不特定多数の人から資金を集め、団体や企業が代表してマイニング作業を行う。
1人で高額なマイニングマシンを購入して、マイニング出来る環境を用意して、電力などのコストを考えながらマイニングを行うのが「ソロマイニング」。世界中の大手企業など採掘者(マイナー)と対抗する為には豊富な知識と資金が必要となります。
そこでマイニングに必要なコストを複数人で出し合い、採掘に成功した場合には報酬もその複数人で分け合う形が浸透しました。その考え方が「プールマイニング」です。
一見、クラウドマイニングに似ていますが、プールマイニングは人数が少ない為、コストも大きい分、報酬リターンも大きくなります。またマイニングマシンなどのリソースを貸し出し、その報酬を得る事もプールマイニングに含まれます。
F2Poolとは

F2Poolはマイニングプールの分野で世界有数のシェアを持っています。特にビットコイン(BTC)のマイニング(採掘)では、1日に生成されるブロックの1割弱をF2Poolのマイニングプールがシェアを占めている形となります。
そのシェアの大きさから、ビットコイン開発において、採掘王と呼ばれるAntPool(アントプール)に次ぐ発言力があるとも言われています。
かつてビットコインがスケーラビリティ問題で分裂の危機が起きた際に、大きな影響を与えたと言われるのがBitmain社が運営するAntPool(アントプール)と、F2Poolです。
F2Poolの本拠地・場所はどこ?
F2Poolは中国の北京に設立されたマイニングプールで2013年5月5日にオープンした、マイニング業界では「老舗」となります。ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)で大きなシェアを占めています。
F2Poolのマイニングシェア率は?
2018年7月時点でビットコイン(BTC)のマイニングシェア9.6%、イーサリアム(ETH)は15%を超えるシェア率を持つ、世界最大規模のマイニングプールである事が判ると思います。
▼F2Poolのビットコイン(BTC)マイニングシェアは緑色の9.6%

▼F2Poolのイーサリアム(ETH)のマイニングシェアは青色の15%

F2Poolでマイニング出来る仮想通貨の種類
F2Poolでマイニング(採掘)出来る仮想通貨の種類は多数あります。ビットコイン他、主要のアルトコインはほぼカバーしていますが、日本の交換所、取引所で扱っていない通貨もありますので、その点は注意が必要です。
- ビットコイン(BTC)
- ライトコイン(LTC)
- イーサリアム(ETH)
- イーサリアムクラシック(ETC)
- ジーキャッシュ(ZEC)
- ジークラシック(ZCL)
- ダッシュ(Dash)
- モネロ(XMR)
- ゼットコイン(XZC)
- シアコイン(SC)
- ディーグレット(DCR)
- リヴェイン(RVN)
- パスカルコイン(PASC)
- バイトム(BTM)
- バージ(XVG)
F2Poolの登録やり方・手順まとめ
F2Poolは基本的には日本語対応していない(Google上の翻訳機能を使う事は可)ので、本ページで実際の登録のやり方・手順などをまとめたいと思います。
F2Poolの公式HPへアクセスする
下記の公式HPから登録を進めます。
▼F2Pool公式HP
https://www.f2pool.com/

最初のTOP画面右上にある「sign up」をクリックすると登録情報を入力するフォームが立ち上がります。

上から順に下記の登録情報を記入して、最後に「sign up」をクリックすれば登録完了となります。
- 「ユーザー名」
- 「メールアドレス」
- 「携帯電話の番号」
- 「右の文字列を入力」
- 「携帯電話リメールに来た認証番号を入力」
- 「パスワード」
- 「パスワード確認」
登録が完了したら、実際にマイニングマシンを選択したり、マイニングを開始したりとマイニングプールを実践出来る形となります。
F2Poolのマイニングプールは儲かるのか?

基本的にはマイニングプールの利益配分に関しては、マイニングマシンなどの計算資源をどれだけ提供できるかの比率で報酬も決まります。家庭用のパソコンで参入しても利回りを大きくする事は難しいでしょう。
初期費用や運用コストなどをしっかり計算して、どれだけの計算資源を捻出出来るか、そしてマイニングを行う通貨の価格状況などをしっかりと考えた上で実際に稼働するべきかの判断を行った方が良いと思います。
特に大事なのがどの通貨をマイニング(採掘)するかです。それによって用意するマイニングマシンも変わりますし、アルゴリズム変更の予定が無いかなどの情報収集も必要となります。その判断が難しい方はクラウドマイニングの方が気軽に試せる分、面白いかもしれません。