ASUSのマイニング特化マザーボード「H370 Mining Master」

GPUスロット20基搭載!!ASUSがマイニング特化マザーボード「H370 Mining Master」発表

H370 Mining Master

台湾企業ASUSがマザーボード「H370 Mining Master」を発表して大きな注目を集めています。名称の通り、このマザーボードは「仮想通貨マイニング専用」となります。画像を見れば一目瞭然ですが、GPUスロットが20基も連なっています。

既に発売中の「B250 Mining Expert」も19基のGPUスロットを備えていますが、「H370 Mining Master」はその後継モデルで、GPUの接続がしやすくなっているなどのメリットがあります。

ASUSとは

ASUSの呼び名についてはSNSなどでも大きな話題となりました。「アスース」や「エーサス」と呼ぶ人も多いですが、正しくは(エイスース)となります。本拠は台湾の台北市に置いており、パソコン及び周辺機器、スマートフォンなどの開発・販売を行っている企業です。

「H370 Mining Master」性能まとめ

本製品最大の注目点は4×5のスロットが並ぶ外見です。内容としては、前製品である「B250 Mining Expert」はビデオカード用スロット19基を備えていましたが、今回はUSBライザーケーブル対応スロット20基を装備。従来品よりも接続が簡単になった上にケーブルが抜けにくく、より安全にマイニング(採掘)の設営が可能となるそうです。

各ポート及びビデオカードに関してはオンボード診断で管理が可能となっており、起動時に各ポートの状態を確認し、問題があればボードに搭載されているLEDで直ぐに分かるようになっています。

CPUソケットはLGA1151でInter第8世代Coreシリーズ対応、メモリはDDR4-2400(最大32GB)でストレージはSATA 6Gbps×4、USB 3.0×6、USB2.0×4、フォームファクタATXの仕様となっているそうです。

前製品である「B250 Mining Expert」が想定以上に売れた為、ASUSは後継機である「H370 Mining Master」の開発をしたそうです。マイニングの需要は今後更に高まるかもしれませんね。本製品は北米で2018年第3四半期に投入される予定との事です。

GPUスロットが増えた事で、仮想通貨マイニングの競争率も高まりそうです。GPUを積める量が増えれば、それだけ電気代などのランニングコストなども掛かる事となりますし、熱量の問題や冷却の問題も有ります。何より競争率上昇で難易度(デフィカルティ)上昇が気になる点です。

周辺機器も併せて、今後の他社製品の動向にも注目が集まります。