AntPool(アントプール)のマイニングプール

AntPool(アントプール)はマイニングASICで約70%のシェアを誇るBitmain社が運営するプールマイニング専門のサイトとなります。
世界的に有名なマイニング採掘王Jihan Woo(ジハン・ウー)氏がCEOのBitmain社なので、マイニング(採掘)に関しては世界一のシェアと影響力を持つ企業といえます。
マイニングプールとは
仮想通貨のマイニング(採掘)は大きく分けて、3種類の「やり方」があります。
ソロマイニング
1人で必要な機材を揃えてマイニング作業を行う。
プールマイニング
複数人で必要な機材を揃えてマイニング作業を行う。またはマイニングマシンなどの計算資源を提供する事で報酬を得る事。
クラウドマイニング
不特定多数の人から資金を集め、団体や企業が代表してマイニング作業を行う。
1人で高額なマイニングマシンを購入して、マイニング出来る環境を用意して、電力などのコストを考えながらマイニングを行うのが「ソロマイニング」。世界中の大手企業など採掘者(マイナー)と対抗する為には豊富な知識と資金が必要となります。
そこでマイニングに必要なコストを複数人で出し合い、採掘に成功した場合には報酬もその複数人で分け合う形が浸透しました。その考え方が「プールマイニング」です。
一見、クラウドマイニングに似ていますが、プールマイニングは人数が少ない為、コストも大きい分、報酬リターンも大きくなります。
AntPool(アントプール)とは
マイニング(採掘)の分野で世界一のシェアを有していると言われているのがBitmain社です。そのBitmain社が運営するマイニングプールが「AntPool(アントプール)」となります。マイニングをするにはAntminer(マイニングマシン)を買う必要があります。
Bitmain社はビットコインのマイニング(採掘)用のASICチップの開発、販売、そしてマイニングを行う企業ですが、Bitmain社のマイニングマシンは世界シェアの過半数を占めています。創業は2013年なので、仮想通貨マイニングでは比較的後発組ですが、今では世界最大シェアを誇る企業となります。
Bitmain社のCEOであるJihan Woo(ジハン・ウー)氏とは

Bitmain社のCEOであるJihan Woo(ジハン・ウー)氏は、仮想通貨業界でも有名な人物です。ビットコインの開発者である「サトシ・ナカモト」の論文を初めて中国語に翻訳したのも彼と言われており、「ビットコイン分裂騒動」が起こった際の渦中の人物とも言われています。
ツイッターの発言だけで仮想通貨市場が大きく動く程、仮想通貨界隈では有名な人物がCEOを務めるのがBitmain社です。
そのBitmain社が運営する「マイニングプールサービス」が「AntPool(アントプール)」であり、世界シェアの約16%を持つマイニングプールといわれています。
他にもクラウドマイニングサービスHashnest(ハッシュネスト)も運営しています。
AntPool(アントプール)の本拠地は?

親会社であるBitmain社は北京に拠点を置き、香港、青島、成都、深せん、上海の他にオランダのアムステルダムやイスラエルのテルアビブにも拠点を構えています。
AntPool(Bitmain社)の仮想通貨マイニング工場の場所は?

Bitmain社が有する世界最大規模の仮想通貨マイニング工場は、中国の北に位置するモンゴル自治区のオルドス郊外「SanShangLiang工業団地」に大規模なマイニング工場を複数所有しています。元々は石炭の採掘場があったエリアで、現代は仮想通貨の採掘場となっている訳ですから、何か感じる部分がありますよね。
ビットコインなど仮想通貨のマイニングには莫大な電力を消費する為、大規模なマイニング工場を設立しる場合は、近くに発電所が有るなどの環境も必要となります。この場所は直ぐ近くの石炭火力発電所から電力供給がされる為、安価で電気料金を賄えるそうです。
他にもBitmain社は、中国南部の雲南省や西部の新疆ウイグル自治区などでもマイニング施設を運営していますが、中国政府が仮想通貨に対して監視を強めていますので、Bitmain社は活動拠点を海外に移し始めています。
今後はカナダでマイニング事業を行うと公表してますが、他にも米国のワシントン州でも大規模なマイニング施設を建設している噂も出ています。意外かもしれませんが、実は米国のワシントン州は電気代が安価なエリアだそうです。
AntPool(アントプール)でマイニング出来る仮想通貨の種類
AntPool(アントプール)は世界最大のプールマイニングサービスを取り扱っているだけあり、仮想通貨の基軸であるビットコイン(BTC)の他にも主要アルトコインをほぼ採掘する事が可能となります。AntPool(アントプール)でマイニング(採掘)可能な仮想通貨の種類は下記となります。
- ビットコイン(BTC)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- イーサリアム(ETH)
- イーサリアムクラシック(ETC)
- ライトコイン(LTC)
- ジーキャッシュ(ZEC)
- シアコイン(SC)
- ダッシュ(DASH)
AntPool(アントプール)の登録やり方・手順まとめ
AntPool(アントプール)は基本的に日本語対応していない(Google上の翻訳機能を使う事は可)ので、実際にマイニングプールを始めたいとお考えの方には敷居が高く感じられてしまうかもしれません。
本ページでは、実際の登録のやり方・手順などをまとめたいと思います。
AntPool(アントプール)の公式HPへアクセスする
下記の公式HPから登録を進めます。
▼AntPool(アントプール)公式HP
https://www.antpool.com/

最初はTOP画面が表示されますが、下へスクロールすると「Ant Mine Poolへようこそ」と表示された画面になります。画面中央にある緑色のボタン「マイニングを開始する」をクリックする事で、Bitmain社のアカウント登録画面へ切り替わります。

「メールアドレス」「パスワード」を記入して送信するとリメールが届きますので(届かない場合は迷惑メールフォルダなどチェック)、記載されているリンク先をクリックします。
以降は携帯電話番号の入力画面となります。携帯電話番号を入力するとSMSで番号が送られてきますので、その番号を入力して送信すれば登録は完了となります。下記の画像まで到達すれば本登録完了です。

登録方法や使用方法のチュートリアル動画を掲載しておきます。手順や実際の操作などはコチラで確認した方が判り易いかもしれませんね。
AntPool(アントプール)でマイニング(採掘)を始める
AntPool(アントプール)で実際にマイニング(採掘)を始めるには、AntPool(アントプール)のログイン画面からログインします。
AntPool(アントプール)のログイン後画面から、Toolsを選択するとソフトのダウンロード画面になりますので、そこでマイニングに必要なソフトをダウンロードする事で専用のソフトを使用出来るようになります。そのソフト上で実際にマイニング活動を行う形となります。
AntPool(アントプール)のマイニングプールは儲かるのか?

マイニング(採掘)を行う仮想通貨の時価総額などによってはマイナスとなる可能性もありますが、初期費用や運用コストなどをしっかり計算した上であれば、まだまだマイニング(採掘)は十分に利益を生み出せると個人的には考えています。
でなければ、大手企業も続々とマイニング(採掘)事業に参入はしないですよね。
但し、プールマイニングはクラウドマイニングと比べて投資リスクも高くなりますので、十分情報を集めてから実際に稼働するか判断される事を推奨します。
プールマイニングとクラウドマイニング比較
結局のところ、「プールマイニング」と「クラウドマイニング」を比較した場合、どちらが良いのでしょうか。
単純に「プールマイニング」は複数人の「仲間」と採掘する喜びを感じたい方向きといった印象でしょうか。クラウドマイニングに比べて、中・上級者向きだと思います。またCPUのリソースを貸し出す事もプールマイニングに含まれますが、これも初心者には少し敷居が高いように感じます。
もしマイニング(採掘者)に興味を持たれている方で、初心者の方なら気軽に始められる点を考慮しても「クラウドマイニング」の方がオススメかもしれません。
クラウドマイニングについては下記に詳しくまとめてあります。